2005年03月23日

みんなのテンポ

お茶を飲む    私ね、作業療法士になる前は、サラリーマンだったんですよ。  

    それも土木・建築系の。まったく畑違いですよね(笑)

    職業が変わって何にとまどったかって?

    『テンポの違い』です。

会社ではテンポが速ければ速いほどいいですよね。
一定の時間にどれだけの成果を上げられるかが勝負。
ですが、高齢者の方を相手にすると、そうは問屋が卸しません(笑)
テンポよく、効率的に行っているつもりが、実は一番非効率だったりします。

例えば私が高齢の患者さんに、急いで伝えなくてはならないことがあります。
私は患者さんに端的・手短に伝えて、リハビリ業務に戻ろうとすると…
「はてはて?」と理解・納得していない様子。再度詳しく説明する事態に。

私が急いでいるときほど、患者さんは内容を誤解していることが多いです。
「急がば回れ」…緊急のときほど、ゆっくり落ち着いて接さないと。


ニュートンが設定した『絶対時間』は、時間はだれにとっても同じように経過している。
つまり客観的時間である。

我々は主としてニュートン的な時間の中で生きているが、これは正しいことだろうか?
我々は移動するにしても仕事するにしても、ほぼあらゆることが短い時間で達成されることを、
「よいこと」として受け止めるようになってしまっている。
能率を追及して産業社会は豊かになったが、それだけでよいだろうか。

時が熟するということを考える。
能率重視の考えやニュートンの絶対時間概念から離れてみることも必要なのではなかろうか。

時間の科学』(岩波書店)より


高齢者の方々のゆっくりとした時間の流れ…私がそのリズムに寄り添うと、
高齢者の方々の“いきいきさ”がとてもよく感じ取れます。

そもそも『高齢者の鈍い動作』は、高齢者の方の老化した体を、
環境に調和・適応した結果のたまもの。なんともナイスなテンポだろうと思います。
ですが、不幸なことに周りがそれを待てずに割り込んでくるから、
高齢者の方もテンポを乱されて、「介助を求めた方がいいのかな?」
という心理に追い込まれちゃうのかもしれませんよ。
“テンポ”を共有するために、向き合う前の深呼吸ですね♪
Posted by lymansagyou at 20:00
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この記事へのコメント
トオルさんの文章は理路整然としていて読みやすいですね。
精神が安定しているというか・・^^;
テンポの話はうなずけます。例えば高齢者施設をオープンした直後、ルーチンワークの典型的な事務方の場合は、いかに早く仕組みを整えてルーチン化するかが勝負ですが、人間を扱う介護スタッフはその逆で、高齢者のテンポ、リズムを理解して、暮らしやすい「空気をつくる。」ことが求められていると思います。
Posted by 高木 誠司 at 2005年03月24日 00:52
ぼちぼち頑張りましょうのpinpin6です。
こんばんは。
コメント有難うございました。

テンポってありますね。
田舎者の私としては、都会に行った時に強く感じました。

ここで高齢者は生きていけるの?
って。
田舎のテンポなら普通に暮らせても、
都会では高齢者施設に入ろうかなって思う方も多いんでしょうね・・・
Posted by pinpin6 at 2005年03月24日 01:21
作業療法士時代、高齢者の患者さんに対しては、どんなに忙しくても
テンポを合わせてゆっくりと・・、が実践できていた私。
自営業妻兼子育て中の今、忙しい日々の中で息子くんのテンポに
あわせることがなかなかできずイライラしてばかりで反省です。

仕事ならできるのに、家族にはなかなかできないものです。

介護している家族の方を見て、どうしてもっとゆっくり接して
あげられないんだろう・・と思っていたけど、今ならわかる気がします。
Posted by tuyumame at 2005年03月24日 10:36
こんにちはnemoと申します。
いやぁ・・勉強になりました。その通りですね。緊急の時ほど、落ち着いて話す。あわてんぼの私も、しっかり覚えておかなければ。
ちなみに

今、私の身内では、ラジオをブログのコラボレーションを企画して、ラジオ番組を制作するという話が持ち上がっています。
つまり、人気ブロガーを招いて、ブログの制作秘話を聞くとか、ブロガーの皆さんを招いての対談をするとか、いろいろ・・・。まだはっきりしていない状態で、実行してしまえるのも、ブログ、ラジオならではではないかと思います。

また、ご興味がございましたら、遊びに来ていただけると幸いです。おじゃましました。
Posted by nemo at 2005年03月25日 12:07
 テンポの違い、実に面白いお話でした。

 私も、毎日、そのこと感じています。

 患者さんごとにテンポを変えて、診察してあげないと、こちらの言うことが、全然、伝わらないこと、よくあります。

 テンポの違いを意識するって、本当に大事ですね!
Posted by 皆川 at 2005年03月25日 15:30
「患者中心」の医療。ですね。
今日の記事はトオルさんのお人柄がとてもよく
現れていると思いました。
「現場」を知っているからこそ
トオルさんの伝えたいことが良く解りました。
Posted by くすり屋さん at 2005年03月25日 20:55
高木 誠司さん
職種によるテンポの違いは大いにありますからね。
話はそれますが、病院や施設はドクター・ナース・リハビリなど
『技術』を持っている人たちで支えられていると考えがちですが、
実際、仕組みを運営しているのは『事務方』です。
診療報酬を取れる人だけがエラいわけではないんですけどね。

pinpin6さん
都会って交通機関が発達していて、
私たちにとっては使いやすいまちでも、
そこへのアプローチがまだまだですよね。

tuyumameさん
仕事と家庭…様相が変わりますよね。
私も家では娘の無法者ぶりに半分キレてます(汗)
でも、帰宅してそれが見れないのも寂しいんですけどね。
Posted by トオル at 2005年03月26日 10:42
nemoさん
ラジオとブログのコラボ…とても面白そうですね。
最近ラジオ番組発のブログがかなり出始めていますよね。
ブログも素人にはかなわない存在になってしまうんでしょうかね?

皆川さん
ホント人それぞれテンポが違いますからね。
自分のテンポをあまり他人に押し付けると、
それが脅威になりかねませんし…

くすり屋さん
別に「患者中心」の医療なんて…
そんなぎょうぎょうしいものではありませんよ(汗)
リハビリ…特に作業療法では、エビデンスも必要ですが、
人間力が大切だとつくづく感じています。
Posted by トオル at 2005年03月26日 10:43
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