2005年05月10日

床ずれは病院の恥

エアマット   床ずれ(褥瘡:じょくそう)ってご存知ですか?

   長い時間同じ姿勢で寝ていると、栄養不良や不潔になってしまいます。

   すると体の一部分への血流が不十分になって、しだいに皮膚や筋肉が崩れていく状態です。

   いったんできるとなかなか治りにくいんです。

床ずれができやすい部位は、仙骨・尾骨・大転子部・かかとなど仰向けで寝ている状態で体重がかかる所です。
私は1日6時間位寝ていても、体をひねったり片膝を立てたりと無意識な動きによって、
圧力がかかる所を分散しています。だから床ずれを起こすことはありません。

ですが、意識がなかったり四肢麻痺の患者さんのように、無意識な動きができない場合には分圧ができません。
そこで床ずれにならないようにするための防止対策が必要になってきます。


床ずれ対策…私が働く療養型病院や特別養護老人ホームなどの施設では、避けては通れない重要テーマです。
「自分の働く病院・施設では絶対に床ずれは起こさない!」と、皆躍起になっていると思います。

もちろん私の働く病院でも“褥瘡委員会”なるものがあり、ドクター・ナース・介護職・栄養科などなど、
各部署が参加して情報・意見交換を行っています。今日は私もリハビリ科代表として委員会に参加しました。

体位交換、ポジショニング、エアマット(今日のイラスト参照)…確かに座位をとることが難しかったり、
意識がなかったり、随意的に四肢を動かすことができないときに考えられます。ですが私が思うのは、
これらは寝かせておかないと命にかかわる重病の患者さんに、床ずれを作らないための方法だろうと。


ですが脳卒中の片麻痺の患者さんのように、多少でも四肢のどこかしらが動く患者さんが床ずれを起こしています。
そのような患者さんに上記の体位交換やエアマットのみで対処するのは・・・間違っています。

寝ているときに起こるから床ずれなんですよね! だったら・・・
                                      (つづく・・・どうぞお楽しみに!)
Posted by lymansagyou at 21:25
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  健康 お金 自由 夢の実現!   初めまして、 バイオドリーム社長の渡辺久雄です。   29歳の時に、香港で貿易会社を設立し、8年間海外生活していました。 海外経験のある日本人が、「日本は素晴らしい国だ、愛国心を感じる。」といいます。私も
健康 お金 自由 夢の実現!【元気な笑顔を広めよう!】at 2005年05月12日 01:41
この記事へのコメント
昔、痔の先輩がじょく痩用マットというか座布団ケアセンターから借用してました。(苦笑)笑い事じゃないですが。。
Posted by 高木 誠司 at 2005年05月11日 01:26
床ずれ予防には、エアマットよりロホマット。自分の愛用者ですが、ほんまいいです。値段はそこそこしますが、一生使うと思ったらお得ですね。
Posted by chocolate1578 at 2005年05月12日 02:09
廃用症候群も病院の恥だと思いますよ。
私は自力で起き上がれるようになるのに1年かかりました。
まだまだADLできていませんが。
Posted by にょろろん at 2005年05月15日 12:43
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