2005年06月13日

風船バレー

風船   風船バレー…ご存知ですか?

   その名の通り、風船を使ったバレーボールです。

   病院や施設などでのレクリエーションでよく行われています。

   ワタシの勤める病院でも、リハビリで導入しています。

風船バレーという種目は、本当にいろいろな病院や施設などで行われているのを見ますよね。
なぜでしょう? おそらくルールが簡単で、かなりの対象者が適応できるからではないでしょうか。
単純だけど、やってみるとそれなりに盛り上がる種目…それが風船バレー。
レクリエーションの王道といっても過言ではありません(笑)

ワタシもリハビリで患者さんたちと風船バレーを行うことがあります。
そのときの患者さんをみる視点としては…

・ しっかりと目で風船を追っているか?
・ 手が風船に反応して打ち返せるか?
・ 風船に反応する姿勢の変化は?
・ 楽しんでいるか? 表情は?
・ 人とのチームプレーが組めるか?

などなど遊び(!?)のようにも感じられる風船バレーの中にも、身体面・精神面の評価ができます。

ですが、ちょっと待って下さい。作業療法士としてリハビリでの風船バレーをするんだったら、
風船の特性をあらかじめ理解した上で、治療場面への適応の可能性を考えなくてはなりません。
ただやみくもに風船バレーを行って、「○○さん、こんなに手が伸びるんだ!」などと、
感心してしまってるようでは、セラピストとしてはちょっとイタいかも!?


治療場面に生かす風船の特性

・強く打っても、急にスピードが落ちてゆっくりとなる
・方向も定まらないが、それだけ追視に伴う姿勢変化を誘発しやすい
・時間的余裕と運動軌跡が衝突の衝撃を小さく予期させるので、恐怖は少ない

滞空時間が長いことと、衝撃が少ないことが最大の特性ではないかと考えます。
滞空時間が長いということは、追視に伴うヘッドコントロールが、姿勢保持の促通に生かせるということです。

環境適応(青海社)より


風船のいろいろな動きの可能性に対して、しっかりと準備された予測と身体の構え。
そして風船の動きに対するとっさの反応を患者さんが体験していく…
その援助に介入できるかが、セラピストの技術だと思います。


Posted by lymansagyou at 23:52
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この記事へのコメント
直径1メートルぐらいまで膨らませるタイプもなかなか使い勝手が良いです。馬鹿でかいので、普段注意がなかなか向けられない患者様にも注視してもらうことが出来、ほとんど反応が得られない方も手が伸びたりして・・・。しっかりと把持しようと思えば肩の大きな可動も期待できるし・・、対象者にあわせて本当に作業と道具は使い方次第ですね!そこが作業療法士の腕の見せどころ☆
Posted by 自営業の妻tuyumame at 2005年06月15日 12:00
はじめまして、こんにちは。瑠璃星と申します。
僕は病院に勤める理学療法士です。

ちなみに、リハビリ介護関係のブログも書いています。
「理学療法士が伝授!家族が簡単にできるリハビリ介護180」
      http://blog.livedoor.jp/riha180/

今回の風船バレーのブログ、大変参考になりました。

理学療法士として、リハビリで、たまに風船を使います。
でも、風船の特性は、しっかりと抑えられていませんでした。

これからも作業療法士のブログ、楽しみにしています。
理学療法士の立場からだと、本当に参考になります。

ブログの発行、1セラピストとして、1ブログ発行者として
応援しています。
Posted by 瑠璃星朝寿 at 2005年06月15日 23:49
なるほど〜。
深いテーマですね。

・ルールが簡単
・多くの方が実践可能
・グループでの楽しい共同作業
・相手の身体面・精神面がわかる
・対応するのにある程度の余裕がある
・動作が想定できるから、適切なサポートができる

これって、リハビリに限らず、強固なビジネスシステムの構築にも共通するコンセプトですね。

全体として複雑なことをやるにしても、1つ1つは風船バレーみたいな、とっつきやすく、誰にでも実践できて、シンプルなルールで区切れるようなパーツにするのが大事だなぁって今回の記事を読んで思いました。

別の分野から学んだり、モデリングすることってホント重要ですね!
ありがとうございますm(_)m
Posted by 「いますぐ行動!」のますく at 2005年06月16日 13:02
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