2005年08月20日

セラピストが患者さんを選ぶ!?

セラピスト   変化が如実にみて取れるリハビリ…

   セラピストとしても充実感があるんではないでしょうか。

   変化を予測・期待して行ったセラピーが目論見通り。

   ですが、いつもそういうわけにはいきません。

作業療法・理学療法・言語聴覚療法などリハビリは、ドクターからのオーダー(処方箋)が出て、
はじめて患者さんとのリハビリがスタートします。もちろんドクターがその患者さんに、
リハビリが必要ということでオーダーを出しているわけです。

病院や施設によって体裁も違うでしょうが、ワタシが働く病院では、発症からの時期…
いわゆる急性期〜維持期まで様々です。自身、時期でのカテゴリー分類は好みませんが。

また障がいの度合いも、軽度〜重度と様々です。これまた度合いの問題もあくまで尺度です。
患者さんにとっては、どんな度合いであっても、障がいは障がいでしょうから。

そんな患者さんたちに介入するワタシ作業療法士の心構え…
『セラピーを拒絶しない』 ごく当たり前のことのようですが、
肝に銘じていないと、つい忘れがちになってしまうこともあるようです。


知り合いの作業療法士(OT)から聞いた話。

その病院では、複数のOTがいて、経験年数にも差があるとのこと。
毎日、一番経験年数のあるOTが、その日のスケジュールに組んでいる患者さんの中から、
先に自分のみたい患者さんをチョイスしていくそうです。

選んだ患者さんは、病棟ではなく作業療法室でリハビリを実施する予定の患者さん。
残された他のOTは、意識レベルが低かったり、座位をとるのがやっとの、
ベッドサイドリハを実施予定の患者さんや、病棟でのADL介入が必要な患者さんを任される。

その知り合いのOTが言うには、「明らかに患者さんを選んでる!」ということです。

ワタシとしては、どちらの患者さんのリハビリも大切なことですし、病棟ADLへの介入、
ベッドサイドリハでの小さいかもしれませんが確実な変化…充実感あると思いますが。

もし経験値によるセラピストの差により、患者さんを振り分けて、患者さんに対して、
期待して望んだ効果が、より高くなると考えたのであれば、実力的に良いのかもしれません。

ですが、聞くところによると、作業療法室に患者さんが来て、軽くROM訓練をして、
その後は手芸や塗り絵などの作業活動を、半ば自主的に行ってもらい、
時間はしっかり40分程度実施して、2単位で取るそうです。
ある意味、放置プレーの時間経過で2単位(!?) これはちょっとまずいかも。


他のスタッフに限らず、患者さん・ご家族は必ず見ていますよ。
どんなに重度であっても、セラピストはセラピーを拒絶しない。
既存の教科書通りにいかないのが患者さんなわけですから。
Posted by lymansagyou at 00:34
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自分の責任を果たす 第3弾 その2【「加速成功」する人達】at 2005年08月25日 15:26
この記事へのコメント
大きな変化しか読み取れないとしたら
プロとは言えません。

「違いの分かる男」ダバダー!
となりたいものです。
Posted by samu at 2005年08月21日 10:37
かくいう私も、患者さんの変化がわかりやすい急性期病院に就職しました。

まあ理由はそれだけではないのですが、慢性期の病院で「治らん〜治らん〜」という患者さん達の治療をすることが正直怖かったのは事実ですね。
実習中に「もう10年になります」ってずっと外来に通ってる人がいて、心の中で(もう諦めてよ…)と思いながら。

でも実際には10年も諦めずに治りたいという気持ちを持ち続けるってのはある意味すごいエネルギー要るだろうし、他に何も提供できない医療者側の責任が大きいのかなとか、治りたいと思い続けること自体がその人にとってのQOLを高めるということなのかなとか…。

色々考えてしまいますね。でも、医療者側が患者を選ぶことは理由がどうあれ、一番いけないことなんじゃないかな。と思いつつ、難しい患者さんが回ってこないよう祈り続ける日々。
Posted by ぽろり at 2005年08月24日 23:09
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