2005年08月25日

公私混同

イライラ   いつもニコニコ楽しいセラピー(^^)

   毎日そうだといいんでしょうけど。

   その日の体調・出来事…様々なことが絡み合って、

   決して気分は一律ではないはずです。

ワタシも前日に嫁さんとケンカした時なんかは、明らかにイライラしていることがあります。
しかし翌日は概ねリセットされています。根っからのB型なもので(笑)
とはいっても、なんとなく後を引きずっていることもあるかもしれません。

サービスを受ける患者さんにとっては、知ったこっちゃないことなんですが、
リハビリ場面でも、後を引きずってムスッといるようだったら、
「この人(ワタシのこと)、なんで怒ってるんだろう」って思いますよね。

まさに仕事と家庭との公私混同です(汗) 
こりゃ困ったもんです。夫婦ゲンカは犬も食わないですから。

そんな自分の心をうまくコントロールできずに仕事に突入してしまった場合は…
(ホントは突入しちゃいけないんですけど)
夫婦ゲンカをネタにしてしまいます。 「そう! カミングアウト」

黙ってムスッ…その原因(情報)が不明だから、不信感や不安感を与えてしまうんです。
ワタシ作業療法士だって、患者さんとリハビリを始めるのに、個人情報の収集をした上で、
患者さんと接して、リハビリ場面での反応を人間的背景からプロファイリングしますからね。

けげんな表情や態度を、もしとってしまっていたのであれば、それはセラピストも、
患者さんへの当然の報いとして、自分の状況を話す必要があると思うんです。

だからといって、ありのまま全てを話すわけではなく、相手(この場合なら患者さん)が、
文脈を読み取れる程度にカミングアウトします。全部言ったら恥ずかしいことだらけなので。

そうすると、今とっていた表情や態度の意味が、なんとなくでも共有されて、
同情論・批判論など先輩(患者さん)からの意見やアドバイスが飛び交い、
場の盛り上がりも出て、ワタシのイライラな気分もどこ吹く風…てなことになったりします(^^)

“人”対“人”のなりわいですから、セラピスト側からのちょっとしたカミングアウトで、
患者さんの「心の障壁」がほぐれて、ある意味『専門家なのに…ダメなワタシ』を、
応援・叱咤激励してくれることが多いです。“負”の力も治療に取り込んで、“正”の力に。

ですが、公私混同はなるべく控えたいものですね(^^)

<追記> 
作業療法士は女性が約7割を占めます。
ワタシが学生だった時の実習担当バイザー(女性)には、かなり骨を折りました。

『女心と秋の空、見抜けぬボクは枯れススキ』
Posted by lymansagyou at 23:32
この記事へのコメント
あるお客さまからこんな事を言われたことがあります。
「そちらは私のことを全部知っているから、もっとどんな人なのかを教えて欲しい。」
少しプライベートなことを伝えることは
信頼感、親近感が増すことになりますね。
しかし、あまりあけっぴろげも引くと思いますが…

たまの軽い夫婦喧嘩なら
楽しく聞いてもらえると思います。
Posted by samu at 2005年08月26日 09:42
お久しぶりでーす!
やはり女性は月のモノの関係やらで
情緒が激しくなりやすいんでしょうかね?

私は、穏やかな人間を目指したいです。
Posted by bell-tree at 2005年08月26日 23:56
そういう手もありですよね。

そういえば、先日、私のサイトをご覧になって来院した患者さんから、「先生のコトはなんでも知ってますよ!」と笑顔で言われたことがありました。
PCのヘビーユーザーの彼女、サイトとリンクしていたblogに飛んで300近くある私の記事をすべて読破したらしいのです。

いやあ、びっくりしましたけど、気恥ずかしかったけど、うれしくもありました。
Posted by mama at 2005年08月27日 22:39
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